この目つき悪いのが主人公
(C) 幸村 誠/講談社



ヴィンランド・サガ




いま、一番面白い漫画の一つです。


実はこの作品、完結したときに改めて記事にするつもりだったんですがそれまで待てなくなりました。

面白い漫画っていうのは、やっぱりいまかいまかとコミックスの新刊を待ち望んでいるときのドキドキや、

発売日に急いで本屋に行った帰りのワクワクがあってこそだと思うんですよ。

実際、私は毎月買っているアフタヌーンで一番最初に読んでいます。

いまや看板作品と言っても差し支えないでしょう。





さて、この漫画、今はちょうど物語の核心が少しずつ見えてきたかなぁというところ。

特に、ここ最近の展開はかなり勢いがあって最高です。

色んなところですでに言われてることですが、どんどん面白くなっていっているんですよね。

どうやらこれは作者のインタビューによると、ようやく物語のテーマが見えてきたかららしいんです。

「最初の方はテーマが何もなくて空っぽな漫画だ!」と言っているでは決してありません。

モヤモヤとしていたものが少しずつ具体的になっていっていると言うのが一番近いのかなぁ…。




つまりこういうことなんです。

幸村先生は元々、高校生の頃から興味を抱いていたヴァイキングたちを新作にどうかなと考えていたらしいんです。

自分は暴力なんかが嫌いな人間で、兵士はおろかボクシング選手の気持ちも全く分からない。

「だから、この物語(サガ)を描こう―――そして、描きながら戦士というものを理解しよう」

そう思ったらしいです。

ここ最近の展開は彼の中で戦士というものがどういうものなのか見えつつある、と考えられないですかね?







前作のプラネテスに続いて、この作品にも「愛」が出てきます


しかし、今回の「愛」は私が言っていた「人とのつながり」とは少しずれている気がしてなりません。

もちろん広い意味の「愛」ならプラネテスも同じなんでしょうが……、果たして今回の「愛」は狭い意味で捉えたときにどんな言葉になるんでしょう

きっとそれは多くの人が争い死んでいくこの舞台だからこそ描けるものなのだと思います。

前作でだだっぴろい宇宙での「人とのつながり」を描ききった漫画家なんですもの。

完結時には、また新たな名作となっていることでしょう。




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『プラネテス』紹介ページ