今年になってはじめて読んだ漫画の中で、ダントツで一番面白かったです。
寄生獣、プラネテス、ハチクロと同じく、「墓まで持って行きたい」レベルの面白さでした。
少なくともキャラを動かして成り立たせている漫画に限っては、間違いなく私が読んできた漫画の中でナンバーワンです。
個人のホームページで掲載されているweb漫画なのに、商業誌で連載中のどの作品よりも夢中になっています。
大袈裟じゃありません。
本当に、それくらい面白いんです。
この漫画は「読解アヘン」というサイトで連載されているもので、一応完結はしていますが、今もこの漫画の更新は続いています。
どういう漫画なのかと言うと、「高校生が友達同士でどうでもいいことをダベって、笑って、あー楽しいなー」みたいな話が基本の漫画です。
上で私が書いたあらすじだけを読むと暗そうな雰囲気に思えてしまうかもしれませんが、実際は「重すぎる、こんなの読みたくねぇ」という話はほとんど載っていません。
ちなみに、わずかにあったそのような重い話も、それはそれで私は楽しめました。
さて、これまでの段落でも軽く触れた通り、この漫画はキャラが命の漫画です。
もちろんどのような漫画にとってもキャラは大事ですが、キャラよりもストーリーの方が大切という漫画もかなりあります。
たとえば寄生獣なんかその最たる例でしょう。
実際に作者の岩明先生は、
「キャラありきで漫画を描いていたころはあまり売れなかったが、ストーリーありきで描いた寄生獣が売れて、自分がそういう作家なのだと気づいた」
と言っています。
つまり漫画は、「ストーリーありき」のストーリー漫画と「キャラありき」のキャラ漫画に大別できるというわけです。
今私が言いたいことは、そうやって分類したとき「堀宮」はキャラ漫画に分類されるということなんです。
……私はキャラ漫画よりも、ストーリー漫画の方が好きな漫画が多いように思います。
ハチクロなんかみたく、どちらにでも分類できそうな漫画も、ストーリー漫画として楽しんでいることが多いです。
もちろん竹本たち五人がギャアギャア騒いでる場面だって好きなんですけど、それよりも自分探しの旅や森田の過去の方が面白く感じてしまう。
これはもう完全に趣味の問題で、私みたいな人もいれば、軽いノリで安心して読めるキャラ漫画の方が好きという人もかなりいます。
――長い前フリとなりましたが、私が「堀宮」にこんなにもハマったのは、キャラ漫画にもかかわらずメチャクチャ面白かったからです。
それこそ、今までストーリー漫画にしか使ってこなかった「墓まで持って行きたい」という形容を使ってしまうほどに、です。
つまり「堀宮」のどこがすごいのかというと、キャラ漫画に疎い人をここまで引き込んでしまう位洗練されたキャラ漫画としての魅力にあります。
キャラ漫画好きはもちろんのこと、ストーリー漫画寄りの人まで引きずり込んでしまうほど面白いということは私が実証済みです。
そりゃもちろん、そんなに大騒ぎするほどか?、という感想を持つ人もいるかもしれませんが、私がススメた人は一人残らず大騒ぎしています。
ホント、「堀宮」の登場人物は楽しい奴らばかりです。
この漫画を読んだのはつい最近になってからなんですが、この作品を読めて本当に良かったです。
読後にまず感じたことは「もっと早くから読んでいたかった」というより、「こんなに面白い漫画を知らないまま死ななくてよかった」という気持ちでした。
本当に、大好きな漫画です。