ここ数年で完結した作品の中では、デスノと一緒に飛び抜けてます。
上に書いたとおり散々メディアミックスされてきたので、名前くらい聞いたことあるのではないでしょうか?
絶対に読むべき漫画ですよ、これは。
特に、少女マンガ読んだことない人はこの作品から入るといいと思います。
きっと少女マンガを見直すはずです。
…この作品には色んなテーマが散りばめられています。
読み返す度に「あぁ!このエピソードはこういうことが言いたかったのか!」という発見があるんですよ。
後、一話に必ずといっていいほど入る臭いモノローグも胸に響きます。
羽海野さんは恥ずかしがっていますが、その回に描かれたことをこうやって言葉にしてくれるのはありがたいです。
読者としてはその方がその話を消化しやすいですしね。
(もちろん、自分で想像を膨らませて余韻に浸れる余地を残したものなので安心して下さい)
その中で特にメインとして描かれているものの一つに、竹本の成長があります。
ほとんどどの漫画にも「成長」というものは描かれてはいるんですが、ハチクロのこれは寄生獣と並んで一番好きです。
そこで、例のごとく二つの共通点を考えてみたんですが……思いつきませんでした……。
「これじゃ記事になんねぇよ!何かあるはず」と躍起になりましたが、ありません。
その代わりといっては何ですが、ハチクロの竹本と寄生獣のシンイチは全く異なった成長をしていることに気づきました。
そしてそのどちらもが、本当に上手く描かれています。
ハチクロの記事ですし多くは書きませんけど、シンイチは『生き残るため』に成長していきます。
ミギーに寄生されたことで死と隣り合わせの生活に晒されるのです。
その状況に適応しつつたくましくなっていくという感じでしょうか…。
しかし、それに対して竹本は「やりたいことを探すため」=極端に言えば『なぜ生きるのか知るため』に成長していく…という感じですか。
確かに似た方向にベクトルは向いていますが、なるほどこれでは共通点も思いつかないわけですよ。
竹本の「やりたいこと」の話には彼の両親が深く関わってきます。
彼は幼い頃に父親を亡くしてしまい、母子家庭で育ちました。
お母さんを頼むと父に言われた真面目な彼は、母を支えるために勉強して、いずれ母を支えるつもりでいたのでした。
しかし、高二の頃に母が再婚してしまうのです、それも父とは正反対の性格の人と…。
――好きなことをして良い――
この言葉がきっかけで、彼は自分の中身がカラッポであることに気付きます。
ただ漠然とモノを作ることは好きに思えたので美大に進み、ただなんとなく過ごす日々。
そんなある日はぐちゃんに出会って、彼女に恋をするのです。
「やりたいことだらけ」の彼女に、です。
とまぁ、こんな感じですかね。
この材料を元に作者は竹本を成長させるんですが、くどくてすみません、それがすごく良いんです。
上二つの段落を読んでちょっとでも、ん?気になるかも…、と思った人は是非ネカフェでもいいので読むべきです。
きっと読んでよかったと思うでしょうから!
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『寄生獣』の紹介ページ
「仙台に行ってきた」